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此岸ヲ夢想シ彼岸ヲ憂ヒ
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2006/10/09

ぺんぺん草

:: Encyclopedia ::

【ぺんぺん草(shepherd's purse)】

ぺんぺん草とは,アブラナ科の越冬草であるなずなの別称である.春の七草のひとつでもあり,現在では,一部の地域を除き七草粥としてしか食されない.しかし,強欲や極悪といった特徴を持つ,ある種の人間や生物によって異常なまでに好んで摂食されることが知られており,「やつらが通った後にはぺんぺん草いっぽん残らない」という表現に,そのさまが表されている(注).現在,日本の都市部においてぺんぺん草を見ることはまれになりつつある.それについて,著名な社会植物学者の植草原抜太氏は「都市部において強欲・極悪といった特徴を持つ人間が増加しているため」と原因を断定し,その対策として「ぺんぺん草を日本のある一地域にのみ限定で育てるようにすれば,それらの人間は自然とそこに移動するのではないか」と画期的な提案をしている.

(注)強欲や極悪といった特徴を持つ,ある種の人間や生物がぺんぺん草を摂食している現場を目撃された例は少ない.もっとも有名な目撃例としては,1987年に群馬県の山間部でぺんぺん草が大量に発生したときに,近隣の広域暴力団の組長が,夜な夜な酒瓶を腰に下げて,ぺんぺん草を四足で咀嚼している様子が付近の住民の手によって写真に収められている.

投稿者: 黒澤 司 : 2006/10/09 - 10:13

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