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此岸ヲ夢想シ彼岸ヲ憂ヒ
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Considerations

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2006/10/06 - 07:39

根性を見せろ!

ドラマや漫画の中で時折耳にすることば「根性を見せろ」.
ドラマや漫画なのだから,演出として,見せ方にも工夫が必要だと思うのです.

例えば…

 息子「とーちゃん!根性見せてー!」
 パパ「よっしゃっ!いくぞー!」
 息子「うん.」
 パパ「ないよーないよー.まだ,ないよー.はい,あったー」

「いないいないばあ」の要領で見せる根性.子供たちは大喜び間違いなしだろう.


例えば…

 男「根性を見せろ!」
 女「いいわ.ほら.」
 男「むう.そんな瞬間的にちょびっとじゃなくて,もっとこう,大胆に.」
 女「わかってないわね.チラリズムが良いのよ.」
 男「…そういわれると確かに…そう…かも.」

どことなく扇情的な根性.世の男たちは大喜び間違いなしだろう.


例えば…

 師匠「そうじゃない!違う!そこは観客の方を向いて,笑顔で!」
 弟子「こ…こうですか?」
 師匠「そうだ.そこで,一拍の間をおいて,根性!」
 弟子「は…はい!」

種も仕掛けもない(はずの)帽子から根性が羽ばたいていく.手品師としての彼の技が,またひとつ増えた.

エンターテイメントとしての根性.観客たちも大喜び間違いないだろう.


2週間ほど更新していなかったこのページ.

 「根性みせて更新しろー!」

と言われれば,いないいいないばあの要領で,チラリズム的かつ手品師的に見せてみようと思います.
…できるのか?

投稿者: 黒澤 司 : 2006/10/06 - 07:39 | コメント (0) | トラックバック

 

2006/07/19 - 07:49

巌流島の戦い・その真実

巌流島で佐々木小次郎と対峙した宮本武蔵は
船の櫂を削った刀で戦ったという.

なぜ,そんな武器で武蔵は戦ったのだろう.
きっと,武蔵にはその武器で戦う理由があったに違いない.


 武蔵「待たせたな小次郎.」

 小次郎「遅いぞ武蔵.…まあよい,今こそ決着をつけようぞ.」

 武蔵「ふ.良いだろう.俺の得物はこれだ,」

 小次郎「む.それは船の櫂ではないのか?人を馬鹿にしておる.」

 武蔵「怖いのか?」

 小次郎「まさか.」

 武蔵「それでは刀を取れ.」

 小次郎「望むところ.」

 警官「動くな佐々木小次郎!銃刀法違反で逮捕する.」

 小次郎「何っ!?武蔵だって刀を…そうか…船の櫂はこの時のためのものか…謀ったな!武蔵!」

 武蔵「小次郎.敗れたりっ!」


こうして伝説に語り継がれる戦いは幕を閉じた.
が,あんまりな展開だったので,伝説は改変されて伝えられている.


ということなのではないかと思う.個人的に.

投稿者: 黒澤 司 : 2006/07/19 - 07:49 | コメント (0) | トラックバック

 

2006/07/13 - 20:22

種無しの果物たち,その起源

今日,ふと気づいた.

種なしブドウや種なしスイカの起源は,きっと…

  耳なし芳一

だろう.

種なしブドウ…耳なし芳一.
種なしスイカ…耳なし芳一.

音の響きはともかく,語の構成は同一である.

昔の人が,「耳なし芳一」から「種なし何とか」を夢見たことは想像に難くない.


だとしたら,きっと,種以外のところにお経を書いておいて,
放置しておくと,亡霊が種だけ持っていってくれる,
…とそんな方法で種なしの果物たちは作られているのだと思う.

そう信じている.

投稿者: 黒澤 司 : 2006/07/13 - 20:22 | コメント (0) | トラックバック

 

2006/05/15 - 07:52

癖になる

「癖になる」という言葉は,本来,否定的な意味で使われます.

例えば「毎日,お菓子をあげると癖になっちゃうからダメ」とか,
「癖になるから楽ばっかりさせないで」とか,そんな風に使うべき
言葉なのです.

ところが,例外的に半ば良い意味で使われる場合があります.
それが「癖になる美味しさ」という場合の「癖になる」です.

「癖になる」という言葉が否定的な場合に使われるのに
肯定的な意味を「美味しさ」という言葉と組み合わされて,
日本語としては正確ではなく,しかるに,美しくないと思うのです.

と言うことで,皆さん,こんな誤った使い方をしないように,
肝に銘じておいてください.

  「美味しいことは良いことではない!」

そっちかよ…

投稿者: 黒澤 司 : 2006/05/15 - 07:52 | コメント (0) | トラックバック

 

2006/04/20 - 20:45

かしこみかしこみ

前略.

最近,「かしこまる」という言葉を頻繁に聞くようになりました.
不思議な響きを持つ言葉ですね.

この言葉の由来は次のようなものだそうです.

 昔,お殿様がお忍びで城下町を歩いていると,ふと,空腹を覚えました.
 とりあえず我慢して,数間,そのまま歩きましたが,
 どうにも我慢できなかったのです.
 そこで殿様はある店に入り,自らの身分を明かして,
 こう店主に告げました.


   「何か甘い菓子でも貰おう.褒美ははずむぞ.」

 それを聞いた店主は,殿様に差し上げるような高級な菓子などないと,
 恐れながらも,殿様に申し上げたのです.

  「菓子…困るっ!」

 うっかりタメ口です.店主は罰を覚悟しました.
 しかし,幸いなことに,この殿様は言葉をろくに知らぬ馬鹿でした.
 もちろん,この言葉の意味もわかりません.
 「かし…こまるっ!」という言葉を知らぬとは一国の主の恥.
 そう考えた殿様は,良く分からないながらも,とりあえず,
 恐れ入っている店主に穏やかに話しかけました.

  「そんなに,かし…こまらなくても良い.」

 こうして,殿様の馬鹿を隠すために,「菓子困る」が
 恐れ入る様子を表す言葉になったのです.

もちろん,嘘です.本当の由来は,こんな話です.

 昔,あるところに夫婦がおりました.
 ごく普通の2人はごく普通に恋をして,ごく普通に結婚しました.
 でも唯一つ違っていたのは,旦那様は恐妻家だったのです.
 そう,奥様の名前はカシ子.そして旦那様の名前は丸.

  「ご…ごめん.カシ子っ.」
  「丸っ!!!(怒)」

 近所の人たちは,この旦那様の恐れっぷりを
 「カシ子−丸」状態と名づけたのです.
 これが「かしこまる」として,日本語に組み込まれるのに,
 そう長い時間はかかりませんでした….

もちろん,嘘です.

なんだかこんなに嘘を書いて,恐れ多い気持ちでいっぱいです.
このくらいで,筆をおきたいと思います.
それでは,お元気で.またお手紙致します.

かしこ。 ← これが本当の「かしこまる」の語源.

投稿者: 黒澤 司 : 2006/04/20 - 20:45 | コメント (0) | トラックバック

 

2006/04/06 - 07:56

封印指定

世の中の物語には共通性が多い.

例えば,

 開けてはいけないとお土産に渡された玉手箱を開けるとおじいさんになってしまう「浦島太郎」.

例えば,

 開けてはいけないと神から託された箱を開けると世の中が災厄に満ちてしまう「パンドラの箱」.

例えば,

 開けてはいけないと釘を刺し,人の部屋を勝手に占拠して,見られると逃げ出した鶴…「鶴の恩返し」.


これらの話に共通することは,禁止された対象を開くと,何かしらの不幸が起こるということである.

しかし,人は禁止されてしまったことを好奇心に駆られてついつい実行してしまうものである.


そこで,このページを世に広めるために,私は次のキャッチフレーズを考えた.

  「此岸ヲ夢想シ彼岸ヲ憂ヒ」を開いてはいけない.

これで,このページのアクセスアップも間違いなし!

このページを開いた人は不幸になるけどね.

このページを開いたことであなたに訪れた一切の不幸について,
管理者である黒澤司は一切の責任を負わないものとします.
このページのご利用は読者各自の責任にてお願い致します.

投稿者: 黒澤 司 : 2006/04/06 - 07:56 | コメント (0) | トラックバック

 

2005/12/21 - 07:40

ひざセット

膝枕(ひざまくら)…知ってのとおり,膝の上に頭を乗せ,膝を枕にすることを言う.

そう言えば,膝掛け毛布なって言うのもあったっけ.

膝掛け毛布…知ってのとおり,膝を掛け毛布にすることを言う.

あー,ということは…,

膝掛け布団…知ってのとおり,膝を掛け布団にすることを言う.

膝敷布団…知ってのとおり,膝を敷布団にすることを言う.

くらいで,膝布団1セットになるわけだ.


こうして新商品は開発されるんだなぁ.

【追記】ちなみに膝枕は製品化されています

投稿者: 黒澤 司 : 2005/12/21 - 07:40 | コメント (0) | トラックバック

 

2005/12/08 - 06:42

漁夫の利

マクドナルドは関東では「マック」,関西では「マクド」と呼ぶのは有名な話だ.

そして,時折,マック−マクド論争が起こるという事実も,もはや常識の部類に入るだろう.

愚か者たちは高々頭の3文字程度で争っていれば良いのだ.

私は両者の争いを横目で見ながら,まだ使われてない部位,つまり「ナルド」をもらうことにする.


平和を愛するものよ!

無益な論争を回避するために,我々の手でまだ手付かずの無垢なる言葉を手にしようではないか!

賢きものよ!

新たな言霊「ナルド」を用いよ!

集え,勇士よ!

「ナルド」を日本にあまねく浸透させるのだ!

我らに勝利を!

投稿者: 黒澤 司 : 2005/12/08 - 06:42 | コメント (3) | トラックバック

 

2005/11/19 - 08:02

Hurry up!

例えば,ある人と待ち合わせをしているとする.


その人との待ち合わせの時刻が30分後で,待ち合わせ場所までの距離が2キロメートル.
歩いても十分に間に合うだろう.

その人との待ち合わせの時刻が1時間後で,待ち合わせの場所までの距離が20キロメートル.
自転車なら飛ばせばなんとか.車なら渋滞していない限り余裕だろう.

その人との待ち合わせの時刻が1日後で,待ち合わせ場所まで日本を縦断するくらい離れている.
飛行機かな?


このように,状況が厳しくなればなるほど,速い移動手段が必要になる.
そしていつかは,このようなことが起こるに違いない.

待ち合わせの時刻が1年後で,待ち合わせの場所まで1光年離れている.
光の速さで進めば間に合う.

でも,光の速さってことは浦島効果が発生する.
つまり,自分の1年間の間に,周りでは数年以上が経過してしまう.
結局,自分の1年後は待ち合わせ相手の数年後で待ち合わせには間に合わない.


光の速さで進んでも間に合わないんだ.
つまり,急ぐだけ無駄ってこと.
教訓.急がなくても良いように,早めに家をでよう.
アインシュタイン大先生は,相対性理論を通じて,きっと,そう言いたかったに違いない.

投稿者: 黒澤 司 : 2005/11/19 - 08:02 | コメント (1) | トラックバック

 

2005/11/11 - 07:58

辞世の句

漂白の廃人…もとい,漂泊の俳人・種田山頭火の辞世の句は,

 「もりもり盛りあがる雲へあゆむ」

という自由律の俳句だったそうです.


ということで,私も格好良くこの世から去るために自由律の辞世の句を準備しておくことにしました.

 「ぽっくり」

うん.格好良い.


人間,いつかは死ぬのだから,死ぬときには華麗に.結構,大事なことだと思います.

投稿者: 黒澤 司 : 2005/11/11 - 07:58 | コメント (2) | トラックバック

 

2005/11/09 - 18:46

Red

サンタクロースの服が赤いのは何故かというと,
コカコーラ社が宣伝のためにサンタクロースを持ち出したときに,
自社のイメージカラーである赤をその服に重ねたからだそうです.


ところで,

 ♪ 真っ赤なお鼻の トナカイさんは 〜

というクリスマスソングがありますよね.あー,赤いのですね.

 やはり,コカコーラ社が….


そういえば,マクドナルドも赤いですよね.

 やはり,コカコーラ社が….


郵便ポストも赤いですよね.

 やはり,コカコーラ社が….


トマトも赤いですよね.

 やはり,コカコーラ社が….


寒くなると頬も赤くなりますよね.

 やはり,コカコーラ社が….


夕焼けも赤いですよね.

 やはり,コカコーラ社が….


火星だって赤いですよね.

 やはり,コカコーラ社が….


超高速で遠ざかる物体は赤方偏移により赤く見えるそうです.

 やはり,コカコーラ社が….


コカコーラ社が全宇宙を支配する日も近いかもしれません.
今のうちに媚びておいたほうが良いような気もします.


割とペプシ好きな反体制派の司の主張でした.

投稿者: 黒澤 司 : 2005/11/09 - 18:46 | コメント (0) | トラックバック

 

2005/10/27 - 21:43

good-bye, baby.

普段何気なく使っている「さようなら」と言う別れの挨拶についてふと,考えた.

「さようなら」は漢字を織り交ぜて表記すると「左様なら」となる.「それならば」という意味だ.左様なら,「左様なら」の後にどんな言葉が続いても良いだろう.では,これがどうして,別れの挨拶になったのだろう.


例えば,こんな経緯なのだろうか.

ある武士が主君の仇を探して,十数年間放浪し,やっと,その仇を追い詰めた.
  「十二年前,我が殿を斬ったのはお主だな.」
  「さて,そんな昔のことは憶えておなぬな.」
  「左様なら,とりあえず,斬るっ!(ザシュッ)」
  「ギャー,お別れだー.」


あるいは,こんな経緯なのだろうか.

ある登山家が2人で冬山の岸壁を登攀していたとき,そのうちの1人が手を滑らせてしまった.
もう1人が素早くその手をつかむ…が,2人の重さには耐えられそうにない.
  「このままでは2人とも落ちてしまう.手を….」
  「左様なら,仕方ないね.(パッ)」
  「ギャー,お別れだー.」
少しは頑張ってやれよ.


いやいや,こんなのかも.

瀟洒なカクテルバーで1組の男女が小声で話している.
  「もう,君なしでは生きられない.」
  「左様なら,お別れね.」
  「ギャー,お別れだー.がはっ(吐血).」
計画的犯行チック.


「さようなら」.その言葉の源は,死と悲しみに彩られていたようだ.
この言葉の呪いを消し去るためにも,私たちはもっと愛情を込めて,
明るく爽やかに「さようなら」という言葉を使うべきなのだろう.


小学校の下校時間から少し経って.
児童たちの明るく爽やかな別れの挨拶が夕暮れの空に響く.
  「先生ー.左様ならー.」
  「ギャー,お別れだー.」

投稿者: 黒澤 司 : 2005/10/27 - 21:43 | コメント (0) | トラックバック